2003年5月に登通協内にNPO学習班を設立し、会員へのアンケート、学習を重ねた。そして、10月に臨時総会を開き、法人格の取得を賛成多数で決定することになった。その当日、江聴協理事長に報告し、数日後には、江聴協役員会に登通協会長が出向き、法人化の意向を説明した。

2004年の春頃には、NPO法人江戸川区聴覚障害者福祉協会が設立し、そして、その後を追うかたちでNPO法人江戸川手話通訳者協会が設立する予定だった。ところが、思いも寄らないことが起こった。それは、私たちの協会が法人格の取得秒読みというところで、突然、江聴協は準備が不十分という理由で申請を取り下げてしまったのだ。3月頃の段階では、それぞれが取得をしたら、合同パーティーを開催してお互いを祝福しようという話も出ていた。それだけに残念でならなかった。もう、登通協は申請済みで、今から取り下げるわけにはいかなかった。結果として、通訳者団体だけが取得するかたちとなった。それは、決して私たちが望んでいた姿ではなかった。登通協の役員は「ろう協と別団体で取得すればお互い尊重しあい、更に良い関係を維持できると信じていたというのが偽らざる気持ちだった」と当時を振り返る。

 こうして、必ずしも私たちの望むかたちではなかったが、登通協はNPO法人格を取得し、NPO法人江戸川手話通訳者協会、略して、江通協となった。


5、合同取得を再度断念する      法人化までの歩み(年表)